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【衆院選2021 茨城選挙区情勢】 (6) 6区 自立前職の一騎打ち

国光文乃氏、青山大人氏(左から)
国光文乃氏、青山大人氏(左から)




自民前職の国光文乃氏と、立民前職の青山大人氏による一騎打ちの構図。前回選挙では、選挙区で当選した国光氏と、比例復活した青山氏の票差は約6千票と小差。今回は野党共闘で共産が立候補者の擁立を取り下げており、前回約2万4千票を獲得した共産票の行方が鍵を握る。

国光氏は元厚労省医系技官で、現役の医師。前回選挙で、12期務めた丹羽雄哉氏の後継指名を受けて初当選した。今回、2回目の当選を目指す。

丹羽氏から引き継いだ地盤と、公明からの推薦を受けて保守票を固める。14日に開催された公明の時局講演会に出席し、石井啓一同党幹事長らと結束を確かめた。新型コロナウイルス感染拡大以降は、オンラインで市民との意見交換会を開催し、浸透を図る。

感染症専門の内科医としての経験を押し出し、コロナ収束に向けたシナリオを訴えて支持拡大を図る。

青山氏は前回、希望の党から出馬し比例復活。その後、「2大政党制の実現」を目指し旧国民を経て立民に合流した。

連合茨城傘下の組合の応援を受けるほか、「地元の青山」を前面に県議時代から培った個人票を固める。早朝の駅立ちを10年以上続け、幅広い支持層のミニ集会も重ねてきた。4年間で若手商工業者らを中心に選挙区内に約100の後援会組織を築いた。青山氏は「選挙区当選を目指す」と底上げを図る。

共産は側面支援に回り、青山氏投票を呼び掛ける街宣活動にも出ている。



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