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【’22茨城県議選 各党の動き】 (下) 《連載:’22茨城県議選 各党の動き》(下) 非自民、党勢拡大狙う 統一地方選の足掛かりに

連合茨城の県議選総決起集会=10月、水戸市三の丸
連合茨城の県議選総決起集会=10月、水戸市三の丸


立憲民主と国民民主両党の支持母体、連合茨城が10月下旬に水戸市のホテルで開いた茨城県議選総決起集会。産業別労働組合(産別)の関係者が見守る中、両党の現職県議らが壇上に顔をそろえた。

「所属政党の違いはあるが、全員の必勝を全力で勝ち取る」。内山裕会長のあいさつを契機にガンバロー三唱が会場に響くと、一気に選挙ムードが高まった。

両党の前身、旧民進党勢力は事実上の分裂状態が続く。2020年9月、旧立民と旧国民の合流で立憲民主党が誕生した一方、合流を見送った民間産別を中心に旧国民の一部は分党による新たな国民民主党を発足。それぞれに県連を立ち上げ、県内での足腰を固めてきた。

県議会は自民党が圧倒的多数を占める。両党は来年4月の統一地方選も見据えつつ、党勢拡大の機をうかがう。

前回の県議選で初議席を得て、地歩を築いた立民。今回は現職2人に加え、複数選挙区での新人擁立を探る。16日には美浦村・阿見町区で新人の公認候補を擁立。つくば市区の新人候補も推薦し、議会で会派の代表質問が可能となる「4議席」への躍進を狙う。

現職3人の国民も、前回失った水戸市・城里町区を含む3選挙区を重点区に位置付け、公募などを通して独自候補の擁立を模索してきた。県連幹部は「現段階で新人擁立は難しい。現有議席を守り、統一地方選に向けて党勢拡大を目指したい」と話す。

岸田文雄政権は、1カ月足らずで閣僚3人の「辞任ドミノ」が現実化。物価高騰など課題が山積し、支持率低下にあえぐ。野党は県議選を統一地方選の前哨戦として位置付け、党勢の伸長につなげたい考えだ。

■初の議席目指す

日本維新の会は初の議席獲得に向け、新人女性2人を擁立する。乱立が見込まれる水戸市・城里町区と、今年の参院選比例で自民の半数の得票があった地域として牛久市区の2選挙区で勝利を目指す。

「北関東以北には都道府県議がいない。茨城で議席を得られれば、党勢拡大へ良いスタートが切れる」。牛久市での事務所開きに駆け付けた馬場伸幸代表は、目標とする「地方議員600人」には、茨城県での議席獲得が不可欠とした。

水戸市での事務所開きには、足立康史衆院議員が訪れ演説するなど党本部からの応援のほか、地道な地域回りなどで支持を広げる。

■議席倍増に全力

共産党は議席倍増に全力を注ぐ。現有2議席の死守と前回失った取手市区の議席奪還のほか、日本原子力発電東海第2原発の再稼働反対を訴えるため東海村区にも候補を立てた。

目標得票数は、現職がいる水戸市・城里町区で1万6千票、つくば市区で1万3千票に設定。取手市区でも反自民票の取り込みを狙う。物価高騰の中、生活支援を前面に、街頭活動に加え、30~40代限定の集会、交流サイト(SNS)で幅広い層に浸透を図る。

党県委員会の上野高志委員長は「統一地方選や次の国政選挙と連動する県議選を、議席増への足掛かりとしたい」と意気込む。

参政党は鹿嶋市区に候補を擁立した。地方からの党勢拡大を目指し、県議会で初の議席獲得を目指す。

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