2020年8月12日(水)

この地を飛んで 戦後75年 戦争遺構を行く (5)
《この地を飛んで 戦後75年 戦争遺構を行く》百里原海軍航空隊(小美玉市) 特攻隊員送り出す

戦闘機が機銃を試射した射撃場跡の土塁(奥)。今は上空を旅客機が飛び交う=小美玉市山野の百里原海軍航空隊跡
戦闘機が機銃を試射した射撃場跡の土塁(奥)。今は上空を旅客機が飛び交う=小美玉市山野の百里原海軍航空隊跡

1945年8月15日、百里原海軍航空基地を飛び立った艦上爆撃機8機が、房総沖に展開する米軍空母を前に撃墜された。終戦の日、特攻を命じられた16人が命を落とした。

百里原海軍航空隊の本部は現在の茨城空港ターミナルビル(小美玉市)北側に位置し、空港が共用する航空自衛隊百里基地側まで敷地が広がっていた。空港近くの山野交差点に正門の石柱が残る。戦闘機の機銃を試射する土塁や、武運を祈った百里神社も現存する。同隊は、沖縄戦で多くの特攻隊員が命を散らした。

戦争遺構は、先人の犠牲の上に平和があることをことさら主張せず、たたずんでいる。その上空は、空自の戦闘機だけでなく旅客機が行き交う。(おわり)



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