守谷市長に松丸氏 大差で新人破り再選
任期満了に伴う守谷市長選は8日、市内21カ所で投票が行われ、即日開票の結果、無所属で現職の松丸修久氏(66)=自民党茨城県連守谷支部、公明党推薦=が、無所属で新人の家庭教師、小野勉氏(58)を大差で破り、再選を果たした。当日有権者は5万5007人。投票率は31・65%(前回50・41%)だった。
今回の市長選は当初、無投票とみられていたが、小野氏が告示の前日に出馬を決め、現新2人による選挙戦となった。
松丸氏は、子育て・教育、シニア支援、住民主導によるまちづくりなど、1期目の実績を示すとともに、行政のデジタル化や常総線新守谷駅周辺の新たなまちづくりなどを掲げて市政の継続を訴えた。また、多くの市議や各種団体、企業などの支援も取り付けるなど、強固な後援会を中心に幅広い支持を集めた。
小野氏は独自の動きだった。
午後9時40分ごろ、同市野木崎の選挙事務所に当確の一報が入ると、多くの支持者から拍手と歓声が上がった。大井川和彦知事や葉梨康弘衆院議員、岡田広参院議員、そのほか多くの県議や首長らが駆け付け、松丸氏の再選を祝った。
松丸氏は「皆さんの支えがあって今日があるということをあらためて感じた」と感謝し、「先達がつくってきてくれた守谷、この守谷の未来づくりに重点を置き、住んで良かったと思ってもらえるまちづくりをしていきたい」と抱負を語った。
【松丸修久(まつまる・のぶひさ)氏の略歴】守谷市社会福祉協議会長。当選2回。元市議5回当選(旧守谷町議含む)、市議会議長。同志社大卒。野木崎
【守谷市長選開票結果(選管最終)】
当15,226 松丸修久 66 無現
- 1,659 小野勉 58 無新