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常総・島田監督「食らい付く」 木内元監督へ1勝を

1回戦の対戦相手が敦賀気比と決まり、初戦必勝を誓う常総学院ナイン=同校野球場
1回戦の対戦相手が敦賀気比と決まり、初戦必勝を誓う常総学院ナイン=同校野球場


第93回選抜高校野球大会(3月19日から13日間・甲子園)の組み合わせ抽選会が23日、オンラインで開催され、出場32校の対戦カードが決まった。第73回(2001年)に優勝経験がある常総学院の1回戦の相手は、第87回(15年)優勝校の敦賀気比(福井)に決まった。

オンライン抽選会は、各校の主将が任意のカタカナ1文字を選ぶ方式で行われた。19番目に引いた常総学院の田辺広大主将(3年)は「ここまで来られたのは監督のおかげだから」と話し、残っていた島田直也監督(50)の頭文字である「シ」を選択した。その後、初戦の相手が敦賀気比に決まった。

他の選手たちは同校野球場のベンチ裏スタンドに集まり、中継を見守った。対戦校が決まると、選手たちは「おおっ」と声を上げた。三輪拓未(同)は「強豪との対戦が決まり危機感も感じるが、自分たちの持ち味を発揮して勝ちたい」と闘志を燃やした。

対戦相手は投手陣が豊富。昨年7月に就任した島田監督は「いい投手に対応できるように準備していかないといけない」と警戒しながらも、「全力で食らい付いていきたい」と力を込めた。

「マジック」と称された采配で、同校で春夏の甲子園大会を制した木内幸男元監督が昨年11月に死去。薫陶を受けた現監督は「木内監督にプレゼントということで何とか一つは勝ちたい。選手にも自信がつく」と語った。

島田監督は1987年夏の甲子園準優勝時のエースで、同年春の選抜は初戦敗退だった。そのことを踏まえ、田辺主将は「相手が明確になったのでしっかり準備ができる。先を見ず一戦必勝でやっていきたい。島田監督は甲子園で優勝を経験していないので、日本一で恩返しをしたい」と見据えた。

チームは今後、練習試合などをこなし調整を進めていく。

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