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【決戦茨城 ’22参院選】 (上) 《連載:決戦茨城 ’22参院選》(上) 自民・公明 目標高く「70万票」

自民党県連青年局・青年部研修大会で加藤明良氏(中央)とともにガンバロー三唱する参加者たち=5日、ひたちなか市東石川
自民党県連青年局・青年部研修大会で加藤明良氏(中央)とともにガンバロー三唱する参加者たち=5日、ひたちなか市東石川


■茨城県議仲間、新人後押し

6月22日公示、7月10日投開票の参院選が事実上始まった。茨城選挙区の改選2議席を巡る各陣営の動きを追う。

「日ごろ親しく行動を共にしてきた加藤明良が立候補する。どうぞよろしくお願いしたい」

5日、ひたちなか市内で開かれた自民党県連青年局・青年部の研修大会の壇上、県連の海野透会長代行(79)は頭を下げた。加藤氏(54)を圧勝させようと、県議の先輩や仲間が後押しする。

「70万票」。2017年参院選で当時現職の岡田広氏(75)が獲得した約60万票を上回る目標を県連は掲げた。選挙で無類の強さを誇り、地元県議らから「選挙の神様」とまで称された岡田氏を超える目標だが、21年衆院選の県内比例票は自民と公明合わせて約65万票であり、決して狙えない数ではないとする。

ただ、大きな組織力があるとはいえ、新人にとって高い目標には違いない。過去3回全ての県議選(水戸市・城里町区)でトップ当選してきた加藤氏だが、参院選は県内全域。広域での知名度向上が得票数に直結する。

力になるのが、県議会の全59人中45人と7割超を占める最大会派・いばらき自民党の県議団だ。各県議が加藤氏と共に、地元の支持者や支援団体を回る。「加藤さんは気心知れた仲間。国と県のパイプに必ずなってくれる」(中堅県議)。12月の県議選も視野に入れながら、県議たちが奔走する。

■確実に1議席

加藤氏が自民党の公認候補に決定したのは昨年末。岡田氏の不出馬表明を受けた県連の公募で、県議や国会議員秘書の豊富な経験などが高く評価された。

旧民主党系の候補が定まらない中、自民党内では「2議席独占」へ、2人擁立を求める声も一部にあったが、2月の県連大会後、梶山弘志県連会長(66)が「しっかり自民党の立場をアピールできる票数を頂くのが基本方針」と2人擁立を否定。さらに連合茨城が候補を擁立し、立民、国民と「2党1団体」で一本化の流れができると、2人擁立論は消えた。

定数2の茨城選挙区はこれまで、自民と旧民主系が「指定席」のように1議席ずつ分け合ってきた。今回も自民は確実に1議席を狙う中、緩みが生じないよう、70万票の高い目標が引き締めを図っている。

■しっかり連携

自民党と連立政権を組む公明党も加藤氏の推薦を4月に決定。選挙協力をより強固にしている。

同党が各地で開く時局講演会に加藤氏を招き、同党比例候補と壇上で紹介。自民の集会では公明県議らが応援演説を展開する。

公明党県本部の高崎進代表(61)は「最後までしっかり連携していく」と力を込める。自民側も公明への比例票「3万票」の協力を目標とし、比例区は「公明」と呼びかける。



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