《キャンプを楽しもう》八千代グリーンビレッジ(茨城・八千代町)
■区画なく安心して設営 地元産新鮮野菜が充実
天然温泉にレストラン、直売所、グラウンドゴルフコースなどが集まる茨城県八千代町の町民憩いの公園「八千代グリーンビレッジ」内のキャンプ場。テント最大40張を設営できるテントサイトと、5棟のコテージを備える。
テントサイトは適度に木々が並び、木漏れ日が差し込む。全面が平たんで、区画のないフリーサイトになっている。宿泊料は、テントの大きさにかかわらず1張1080円。流行の大きめなテントも安心して設営できる。タープを張る場合でも、タープ内にテントが収まれば1区画分の価格で宿泊可能だ。
コテージエリアを境に手前の第1キャンプ場と奥の第2キャンプ場に分かれており、駐車場や洗い場が近い第1が人気。第2は第1に比べ整地された面積が小さい分、より自然に囲まれる感覚を味わえる。
コテージは4人定員が3棟、6人定員と8人定員がそれぞれ1棟ずつ。中には寝室兼和室に板張りのダイニングキッチン、風呂、トイレ、脱衣所、洗面所がそろう。さらに寝具や冷蔵庫、炊飯器、コンロ、鍋やフライパンなどの調理器具がひと通り用意され、設備も充実。初心者のほか、学校やスポーツ関係者の合宿や遠征などにも使われる。
宿泊の受け付けは公園内の「憩遊館(けいゆうかん)」のフロントで。館内に入って最初に目に入るのは、ずらりと並んだ地元産野菜や果物だ。ハクサイやダイコン、コメなど新鮮な食材が手に入る。この時季キャンプ飯として人気の鍋にぴったりだ。「八千代夢ワイン」や「さしま茶」などの特産品もそろう。レストランもあるため、自炊せずお腹を満たすことができる。
館内には天然温泉がある。冬季は営業しないキャンプ場が多い中、同キャンプ場は温泉の影響か冬場の客入りが好調だという。支配人の三上正樹さん(37)は「うちの場合、閉めていてはもったいない。ずっと開けています」とアピール。友人と4人でキャンプをしていた同県下妻市の藤倉悠輝さん(27)は「温泉があるのが良い」と話した。
公園内はイベントが豊富で、物販ブースが集まるマルシェが毎月開かれている。過去には音楽フェスやファイヤーパフォーマンスなどが行われた。(第3土曜日掲載)
■インフォメーション
住所…茨城県八千代町松本592/テントサイト宿泊料…1張1080円、日帰りも同額。コテージ宿泊料…平日は4人定員6480円、6人定員1万2960円、8人定員1万6200円。休祝日はそれぞれ1万2960円、2万3760円、2万7000円/定休日…第2、4水曜。営業時間…午前10時~午後9時/予約は電話で。(電)0296(48)4126。
■天然温泉で美肌効果も
憩遊館内には、地下1500メートルからくみ上げる天然温泉「やちよ乃湯」がある。泉質はナトリウム-塩化物泉で、神経痛や筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復、婦人病に効くとされる。湯冷めしにくく、美肌効果も。ジェットバスや露天風呂がある。
施設の長寿命化を図るため、9、10月の2カ月間に設備の改修を行った。さらに壁紙や床を白に張り替え、より清潔感が増した。
料金は中学生以上が平日、休日ともに700円、夜間(午後5時以降)600円。3歳以上は平日300円、休日400円、夜間200円。いずれも入湯税込み。期間中何度でも入浴できるパスポートも販売。茨城新聞を持参した利用者と同伴者は100円引き。
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