《連載:茨城・飛躍 2025》(4) ピックルボール選手 小湊美波さん(20)
■新たな挑戦「わくわく」
「盛り上がっていないのは日本ぐらい。どんどんピックルボールの面白さを広めていきたい」
卓球のラケットをやや大きくした「パドル」でプラスチックのボールを打ち合う。競技に出合ったのは高校3年の時。母の陽子さん(55)の誘いで一緒に始めた。
2歳からテニスに親しみ、腕前は茨城県内高校トップクラスだった。「すぐできそう」と大会に参加したものの、まったく勝てなかった。複数の穴が空くボールは速度が出にくい構造で、テニス以上に駆け引きが重要。「知れば知るほど奥が深い」。いつしか夢中になっていた。
大学に進学して以降は、母が同県水戸市で立ち上げたクラブで仲間を増やしながら練習する。左利きを生かした高回転のサーブやネット際の攻防に磨きをかけ、2024年3月に同県つくば市の大会で準優勝。海外選手も参戦した7月のジャパンカップで初優勝を飾った。10月にはインドでの世界大会に日本代表として出場を果たした。
米国発祥のピックルボールは世界規模で競技人口が拡大しており、インドでも盛ん。多くの観客が集まった華やかな舞台での試合は16強に終わったが「日本とは別世界だった」と人気を実感した。
国内での盛り上がりはまだまだで、練習場の確保にも一苦労。ただ、新しい挑戦に日々「わくわくしている」。
今年もさまざまな大会に出場して「優勝を狙いたい」ときっぱり。実績を重ね、競技の知名度も高めていく。
■こみなと・みいな
2004年茨城県水戸市生まれ。水戸四中-茨城キリスト教高。身長161センチ。茨城キリスト教大2年で幼児教育を学んでいる