候補者アンケート:2017県知事選

鶴田真子美
(つるたまこみ)
年齢:52
肩書:音大非常勤講師
政党:無新


◆地方創生
地方創生についてのお考えをお聞かせください。人口減少にどう対処しますか。

 なぜ地方が衰退したのか、これまでの政策の検証が不可欠です。地方経済の土台は農業や漁業、地場産業、中小企業です。ここにちゃんとお金が回るような仕組みが必要です。税金の使い方を子育て支援や医療充実など生活優先に切り替えて、安心して住み続けられる環境を整えることは政治の大きな役割です。


◆医療
本県の医師数、看護師数は人口当たりで全国下位に低迷しています。どう解消していきますか。

 医師と看護師不足の解消を図ることは、安心して暮らせる茨城をつくる要です。予算を拡充し、最優先で進めます。医師修学資金貸与制度の貸与額を入学金も含め大幅に引き上げます。特に産科・小児科医の確保を図ります。看護学生への修学資金貸与制度の拡充と退職した看護師の再就労を支援します。


◆魅力度
民間調査会社の魅力度ランキングで4年連続最下位の状況をどうみますか。イメージアップには何が必要ですか。

 茨城県には大変豊かな自然があります。多様な農作物が育つ大地があります。これ自体が宝です。地産地消でスローフード・スローライフの地域づくりによって、茨城ならではの魅力的な地域をつくることができます。「アグリツーリズム観光先進県」「自然エネルギー先進県」になることも茨城県の魅力になります。


◆観光
茨城空港の旅客増をはじめ、観光振興策をどうしますか。

 茨城の多様な資源を最大限生かして観光産業につなげていきます。茨城の美しい自然と文化や芸術の振興と融合させ、地域の特性を生かした取り組みを支援していきます。茨城で育ったおいしいものを食べ、ゆったりと過ごすスローライフを提供できます。茨城の魅力が発信されれば茨城空港の利用増にもつながります。


◆農業
本県は農業産出額2位の農業県です。農業をより振興させる方策と、担い手不足対策はありますか。

 農家の方が安心して農業を続けられる条件整備が不可欠です。農家への戸別所得補償の復活、茨城の気候風土に合った優れた品種の育成と普及、学校給食に地元の安全な食材を増やし、地産地消と食育をすすめます。新規就農者への技術研修や販売先、地域とのつながりの確保など総合的な支援体制を強めます。


◆教育
いじめ問題が深刻、潜在化しています。どのような教育施策でいじめをなくしますか。

 子どもの命が一番大切です。ささいなことでも様子見をせず、教職員、保護者ぐるみで対応するという子どもの命最優先の速やかな対応が必要です。教職員が「いじめ」に向き合う条件をつくるためには教師の多忙化の解消、少人数学級の実施、養護教諭やカウンセラーの増員、学童保育や児童相談所の充実も欠かせません。


◆国の経済政策
政府の経済政策「アベノミクス」を評価しますか、しませんか。

 評価できません。大企業は大もうけをしていますが、働く人の賃金は減り続け、格差と貧困を広げました。こんな不公正な社会をつくる経済政策はやめるべきです。富裕層や大企業に応分の負担を求め、集めた税金は社会保障や子育て、若者への支援など、国民の暮らしと日本の将来に役立つ支出に優先して使うべきです。


◆南北格差
県北の過疎化と、発展する県南のつくばエクスプレス(TX)沿線の「南北格差」をどう解消しますか。

 茨城のどこに住んでいても安心して暮らせる地域づくりは広域行政を担う県政の大きな役割です。市町村と連携し、その地域の特性を生かした振興策に取り組みます。存続が困難な路線バスを支援するとともに、市町村が独自に運行しているコミュニティーバスやデマンドタクシーなどに助成します。


◆イベント
2019年茨城国体、20年東京五輪を成功に導くにはどう対処しますか。

 国体では全国から多くの方が本県を訪れ、茨城を知ってもらう絶好の機会となります。オリンピックは平和の祭典です。世界に人々と相互理解を深める交流が促進されるよう力を注いでいきます。スポーツの発展には、イベント中心ではなく身近に利用できるスポーツ施設の整備や老朽施設の改修を進める必要があります。


◆原発再稼働
日本原子力発電東海第2原発の再稼働に賛成ですか、反対ですか。理由もお書きください。

 反対です。東海第2原発は来年、運転開始から40年を迎え、大震災で被災しており、再稼働は大変危険です。20年運転延長などもってのほかです。30キロ圏内に96万人が住む日本一過密地域にある原発で、再稼働を容認したまま実効性のある避難計画は不可能です。運転停止のまま廃炉にすることが最も安全です。


◆原発政策
国のエネルギー対策として原発は必要ですか、必要ありませんか。

 必要ありません。原発が1基も動かない状態で2年近く電力不足もありませんでした。原発は一度大事故を起こせば人間も地域も壊します。福島以後、原発からの撤退が世界の大きな流れとなっています。再生可能エネルギーに転換するなら、新しい産業と雇用も生まれます。原発発祥の地である茨城から「原発ゼロ」を発信します。


◆多選
多選についてどう考えますか。

 大事なことは、よくない県政は1期でも駄目だということです。知事は大きな権限を持っており、6期24年は長すぎます。この間、県と関係がある企業含めて政治資金パーティー券購入の形で献金を受けてきましたが、こうした政治姿勢こそ問われなければなりません。利権構造は、長いほど深く根付いてしまいます。


◆主張
今選挙で最も訴えたいことは何ですか。

 一つ目は、東海第2原発の再稼働・運転延長を止めて、再生可能エネルギー先進県を目指すことです。二つ目は、命が大切にされる県政を実現し、格差と貧困をなくすことです。三つ目は、誰もが茨城県民であることを誇りに思える「輝くいばらき」の実現です。県民の暮らし第一の県政にがらりと変えていきます。



愛読書、感銘を受けた本はありますか。

 ボッカッチョ「デカメロン」。中学生で読んだが、描かれた生身の人間像に感銘を受けた。司馬遼太郎「項羽と劉邦」。劉邦の生き方に憧れた。マキャベリ「君主論」、タッソ「アミンタ」、ゴルドーニ「小さな広場」。



尊敬する人はいますか。

 ガリバルディ。イタリアの国家統一運動に尽くした戦士。何度も失敗しても決して諦めず、数十年かけて目的を達成した。聖フランシスコ(アシジのフランチェスコ)。純粋無垢(むく)、清貧を説いた革命家。自然と動物を愛した。田中正造。全てをなげうって農民とともに村の再建に取り組んだ。



政治家(知事)を目指した理由は何ですか。

 東海第2原発の再稼働を止めるため。福祉、教育、医療、介護の充実を図るため。大企業との癒着、利権構造を覆し、県民による住民自治の実現のため。市民活動歴17年の行政交渉の中で、トップが変わらないと優秀な心やさしい職員も動けないことを実感してきたため。



座右の銘はありますか。

 「にこにこと今日も元気に働きましょう」。生きていて、おいしくごはんが食べられて、元気に働ければ、それだけで幸せです。



趣味、特技をお書きください。

 趣味:登山、日舞、オペラや映画鑑賞、チェロ、ピアノ。特技:犬猫の扱い(野犬の捕獲、ミルクやり)、イタリア語。



あなたの長所と短所はどんなところですか。

 長所:悩まない、図太い、どこでも熟睡する、いつでも食欲があり、諦めない。短所:整理整頓が苦手。



好きな食べ物は何ですか。

 好きな食べ物は納豆、お揚げ、豆腐などの大豆製品、あらゆる野菜(特に白菜、レンコン)。



好きなテレビ番組や映画、好きな俳優や女優はいますか。

 テレビがないので最近の俳優や女優が分からない。好きな俳優はティム・ロス、ステファノ・ディオニージ、女優はモニカ・ベルッチ、クラウディア・カルディナーレ。好きな映画は「カストラート」「レ・ミゼラブル」「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」「マレーナ」「ロード・オブ・ザ・リング」「レッドクリフ」。


■おことわり
※候補者名の表記などで、利用端末によっては表示できない文字・フォントが含まれている場合があります。このため一部の文字を、多くの端末で表示できる一般的な文字に変更させて頂く場合があります。

2019 年
 11 月 14 日 (木)

メニュー
投稿・読者参加
サービス