《いばらき紀行》日立市 天まで届け 50メートルの水柱、表情豊か
高さ約50メートルにも達する水柱が、“新緑色”に染まったダム湖から勢いよく噴き出す。日立市十王町高原などの十王ダム(高さ48.6メートル、総貯水容量286万立方メートル)には噴水装置が浮かぶ。国内でも珍しい光景で、毎日午前10時〜午後7時の1時間ごとに毎回約10分間、ポンプで水をくみ上げ、その水が噴き出る。時には花びらのように放射状に、天まで届けとばかりに真っすぐに、水の形が変わる。十王ダム管理事務所の佐藤昌教所長は「迫力と優雅さを兼ね備え、表情豊か」と、自慢の大噴水を眺める。(随時掲載)