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《衆院選2026 激戦区を行く》茨城5区 労組票VS保守票 初対決、組織固め躍起

有権者と握手を交わす鈴木拓海氏、浅野哲氏(左から届け出順)
有権者と握手を交わす鈴木拓海氏、浅野哲氏(左から届け出順)


4期目の当選を狙う国民前職、浅野哲氏(43)と自民新人、鈴木拓海氏(46)が一騎打ちの激戦を展開する5区。工都の労組票と保守票がぶつかり、互いの組織固めを強化しながら票を奪い合う構図となっている。

【5区】(届け出順)
鈴木拓海 46 自民 新
浅野哲  43 国民 前(3)

「地元第一」。鈴木氏は茨城県北茨城市内で行った演説で、「地域の現実を身近で受け止めてきた」と力を込めた。経歴を強調し、地元出身をアピールする。

自民は2回続けて選挙区で敗れ、前回は比例復活も逃し、苦杯をなめた。候補者を変更し、元職が比例に回ることで一本化して保守分裂を回避した。

応援に入る県議は「党が上から下まで一本になれる候補。一体感がある」と強調する。組織戦を展開し、「議席奪還」(陣営)による空白区解消を目指す。選挙区内外の県議や市議が入りマイクを握るほか、あいさつ回りも行い、支持層への浸透を急ぐ。

「知名度はまだまだ」。陣営は街頭で予定なく車を止め支持を呼びかける戦術や交流サイト(SNS)の活用にも力を注ぐ。1月29日は岸田文雄元首相も来援。大型集会も予定し、業界団体をフル稼働してアクセルを一層踏み込む構えだ。

浅野氏は同県日立市内で総決起集会を開き、300人超を前に気勢を上げた。党参院議員らも駆け付け、支持の拡大を図った。

支持基盤の労組票は、出身母体の日立製作所や産別の電機連合、連合傘下の労働界が全面的に支援する。ただ企業の事業再編に伴い、「組合員数は全盛期から半分以下に減少している」(労組関係者)と危機感を募らせる。組合員に加え、3年前に結成した女性団体や起業家団体などとの定期的な会合も強化。党の県議は「労組だけでなく地域にもつながりを広げてきたのが強みになっている。ここを増やさないと勝てない」と見通す。

SNSも積極的に駆使し、無党派層や若者の取り込みにも余念がない。陣営幹部は「今回は相手が変わり、動きが読みにくい」と警戒。「これまで以上に厳しい戦い。緩んではいけない」と組織の引き締めに躍起だ。



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