《連載:プロ伝授の自宅トレ》(5) T字バランス
5回目は、体全体のバランス力の向上と肩や腰の障害予防につながる「T字バランス」。
BCリーグ茨城アストロプラネッツの大屋裕介トレーナーは「動作をゆっくり行い、骨盤が開かないよう注意する」とポイントを挙げる。
動作の手順は片脚立ちの状態になり、上半身と上げた脚が床と平行になるイメージで、股関節を中心に前に体を倒していく。元の姿勢に戻り、同じ動作を繰り返す。元に戻る際も股関節を中心に動かす。投球動作を意識し、グローブを着用しボールを保持して行うと、より実戦的になる。
効果としては、バランス力の向上が期待されるとともに、股関節を使うことで腰やお尻、背部の筋肉が刺激され、投球時の負担軽減も図られる。回数の目安は10回。支えとして壁の使用も可。