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【候補者走る】石原順子氏 55 無所属 新

遊説でしがらみの無さを強調する無所属の石原順子氏=日立市大みか町
遊説でしがらみの無さを強調する無所属の石原順子氏=日立市大みか町


「たすき一本、無所属での挑戦」。無所属新人、石原順子氏(55)は1日午前8時、日立市のJR大甕駅前での街頭演説でこう強調し、同市内の遊説をスタート。旧みんなの党公認で立候補した前回参院選から3年。「同じ考えの政党がなく、自分の意思で立候補を決めた。(政党の)お人形ではない」としがらみの無さをアピールする。

ワイン醸造家らしく、前回選挙戦と同じブドウ色のポロシャツ姿で、運動員も同じ色のシャツでそろえる。ワイン仲間などのボランティアが頼りで、「身の丈に合った選挙戦」を展開。前回苦戦した反省から、選挙ポスター貼りだけは業者に依頼した。

候補者自ら選対本部長を兼ねるため、遊説スケジュールは流動的で、前日夜か当日に決まることも多い。この日は大甕駅以降、市内山側の台原、金沢町などの住宅団地を南から北へと順に回り、10〜20分程度の短めの演説を重ねた。

訴えの内容は毎回変え、憲法改正反対や農業政策のほか、あえて脱原発にも踏み込み、大学生が多い同駅前では若者向けにフランスの学生事情なども交えた。最後は決まって「子どもたちにとって何がいいかを考え、投票に行ってほしい」と締めくくる。

選挙戦も残り1週間余り。「何でも一人でやる分、きついが、政党の縛りがないので精神的には楽」と笑う。「体力はまだ十分。ひたすら走って、どれだけ多くの人に訴えられるかが勝負」と意気込んだ。

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