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【候補者走る】中村幸樹氏 52 諸派新

消費減税などを訴え、支持者と談笑する諸派の中村幸樹氏=つくば市研究学園
消費減税などを訴え、支持者と談笑する諸派の中村幸樹氏=つくば市研究学園


蒸し暑い朝となった1日、つくばエクスプレス(TX)つくば駅から遊説を始めた。

選挙戦も10日目。「少し寝不足で、疲れ気味」と話すが、防衛大レスリング部時代に鍛えた体力には自信がある。選挙期間中も懸垂と腕立て伏せは欠かさずこなす。

つくば市研究学園の交差点での街頭演説では、白と薄い水色のストライプのワイシャツの袖をまくり上げ、遊説カーの上から白手袋をはめた手を大きく左右に振った。スタッフも周辺を歩いて通行人などにビラを手渡し、「中村幸樹をよろしくお願いします」と支持を呼び掛けた。

訴えの中心は消費税率の5%への引き下げとマイナンバー制度の抜本的見直しだ。

「消費増税は個人消費を冷え込ませるだけ。減税で経済を活性化させる」と主張。マイナンバーについては海外での事例を紹介しながら、情報漏えいの危険性を強く指摘する。

加えて、航空・宇宙産業などへの大胆な投資や、防衛産業の育成・拡大が重要と訴えた。

土浦市内の商業施設前での演説では、県立土浦一高出身であることをアピール。同市中心部に入ってからは、自らマイクを握って遊説カーを走らせ、車内から声を張り上げた。

午後はJR神立、石岡両駅前などでも街頭に立つなど、この日は県南部を駆け抜けた。

ラスト1週間余り。「これからが終盤戦。風を起こしたい」と力を込めた。



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