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【候補者走る】武藤優子氏 51 お維新新

ビラを配り支持を訴えるおおさか維新の会の武藤優子氏=ひたちなか市湊本町
ビラを配り支持を訴えるおおさか維新の会の武藤優子氏=ひたちなか市湊本町


「明治維新の先駆けとなったのが茨城県。その魂をしっかり握り締め、世直し維新を実現する」

おおさか維新の会新人の武藤優子氏(51)は3日午前8時半、市民ランナーが行き交う水戸市の千波湖畔から遊説をスタート。議員報酬・定数削減などの「身を切る改革」や地方分権の強化などを掲げ、改革姿勢を前面に押し出す。

旧日本未来の党から出馬した前々回衆院選から約4年。「だまっていては何も変わらない」と再挑戦を決意した。

演説では財政健全化や教育費の無償化など党の大阪での実績を強調し、「橋下さんの知名度を生かさない手はない」と橋下徹前代表の名前も随所にちりばめる。

ピンク色のポロシャツが選挙戦のユニフォーム。「女性が女性らしいまま活躍できる社会を実現していく」という思いを込めた。

スタッフの手が足りず、選挙カーの中ではSNSの更新やビラの準備など裏方作業にも汗を流す。本人は「無駄を嫌う党の方針らしい戦い方」と気にせず、「チーム御利益」と名付けた遊説隊とともに常に笑顔を心掛ける。

この日は大洗町やひたちなか市などを回り、昼前には那珂湊おさかな市場を訪問。厳しい暑さに「うちわ型のビラ」が受け、威勢のいい店員らの熱い歓迎を受けた。

選挙戦もいよいよ終盤。「今の日本と茨城に『維新』は絶対に必要。とにかく多くの人と会い、訴えを心に届けたい」と最後の力を振り絞る。

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