次の記事:ビール原料に生き埋め 男性死亡 キリン工場

【参院選茨城選挙区 候補者走る】 (届け出順=7) 《連載:2022参院選茨城選挙区 候補者走る》(届け出順=7) 大内久美子氏 72 共産・新 暮らしと平和を守る

支持者と握手を交わす大内久美子氏=5日午後、古河市上辺見
支持者と握手を交わす大内久美子氏=5日午後、古河市上辺見


参院選は終盤戦を迎える。茨城選挙区の候補者を追う。

5日午前9時、共産党新人、大内久美子氏(72)は、茨城県筑西市内の商業施設前に集まった支持者に手を振って応えた。「暮らしと平和に希望が持てる政治を一緒につくっていこう」。穏やかな口調の中に、揺るぎない決意が伝わる。

演説では政権批判を織り交ぜながら、消費税の5%減税や最低賃金引き上げ、憲法9条に基づく平和外交推進、東海第2原発の再稼働反対、ジェンダー平等を強調した。「軍事費2倍より社会保障、教育予算の充実を」との主張は、公示日から一貫してぶれない。

この日遊説に回った同市と古河市では、米価の下落や食料自給率の低下にも言及した。「農業再生はどうしても必要。生産者の所得保障と食料増産を実現していく」。農業が盛んな県西地域の生産者に訴える。

選挙期間中は主に、赤やピンクなど暖色系のジャケットを選んで着る。「政治を諦めている有権者に、政治は変えられると明るいイメージで訴えたい」からだ。左胸にはウクライナ国花、ヒマワリのブローチを着け、強い意志で戦争反対を叫び続ける。

国政選挙への挑戦は5回目。選挙経験は誰よりも豊富だ。「食事と睡眠をしっかり取っている。体調管理は万全」と、疲れを見せない。18日間の選挙戦も最終盤。「暮らしと平和を守りたい気持ちが、ますます高まっている。最後まで全力を尽くす」



茨城の求人情報

全国・世界のニュース