《連載:2025 茨城県内10大ニュース》(4) 水戸路上襲撃
■6人けが、中心街騒然
7月28日午後6時過ぎ、茨城県水戸市南町の路上で、刃物を持った男が通行人に次々と襲いかかった。JR水戸駅北口から西に約700メートルの中心市街地の現場。帰宅時間帯と重なり、一時騒然となった。
男は現場近くに住む自称投資家(48)。「マチェットナイフ」と呼ばれる刃渡り40センチの特殊なナイフを両手に持ち、国道50号沿いのスーパー前の歩道と裏通りで、計6人を切り付けるなどしたとみられる。
このうち65~75歳の男女3人が、顔や手首などを切り付けられ重傷を負った。男は通報で駆け付けた県警水戸署員に取り押さえられ、男女6人に対する殺人未遂や傷害の疑いで逮捕、送検された。
県警によると、裏通りで2人を襲った後、路地を抜けて大通り(国道50号)沿いの歩道で4人を襲った。数分間の犯行だった。犯行時、刃物を持った両手に滑り止め付きの刃物でも切れにくい特殊な仕様の手袋を着用。サバイバルナイフのような刃物2本も腰に下げていた。顔全体には、サバイバルゲームで使うようなゴーグル付きの黒色のマスクをかぶっていたという。
捜査関係者によると、男は調べに対し「私を止めに来た人を切り付けた」「自分をやゆする人に反撃するためだった」などと話している。犯行日時や対象については「7月中に犯行を決意した」「仕事帰りの人が多くいる時間帯を狙った。自分の姿を見ても逃げない人を攻撃の対象とした」などと供述しており、県警は無差別に襲ったとみている。
犯行の1~2時間前には、自宅から車で市内の人けのない公園に向かい、駐車場でサバイバルナイフの装着や自身の身を守るため、長袖に着替えていたという。犯行直前には自宅付近のコインパーキングに駐車し、車内で犯行の準備を重ねたとみられる。凶器に使った特殊な刃物については「数年前に入手した」と供述し、前もって車に積んであったとみられ、県警は計画的な犯行の可能性もあるとみて調べている。
また、過去に男から県警に対し「誰かに付きまとわれている」などと相談があったといい、事件との関連や詳しい動機を慎重に捜査している。
水戸地検は9月、刑事責任能力を調べるため鑑定留置を開始。期間は今月19日まで。同地検は精神鑑定の結果を踏まえ、起訴の可否を判断する。
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