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参院選 県内6人が出馬

出陣式で集まった支持者と気勢を上げる候補者ら=22日午前11時ごろ、水戸市内、菊地克仁撮影
出陣式で集まった支持者と気勢を上げる候補者ら=22日午前11時ごろ、水戸市内、菊地克仁撮影


茨城選挙区(改選数2)には、無所属新人で会社役員の石原順子氏(55)、諸派新人で幸福実現党員の中村幸樹氏(52)、自民現職で元内閣府副大臣の岡田広氏(69)、民進現職で元農相の郡司彰氏(66)、共産新人で党県委員の小林恭子氏(65)、おおさか維新の会新人で会社役員の武藤優子氏(51)の現新6人が立候補。県選管への届け出後、出陣式や第一声を行い、県内遊説をスタートした。

立候補者6人は2013年前回と同数で、岡田、郡司両氏が前回改選した10年の7人より1人少ない。

同選挙区は自民、民主(現民進)両党が改選2議席の“指定席”を分け合う構図が続いており、今回も共に4回目の当選を目指す両現職を軸に選挙戦が展開される見通し。前回、第三極勢のみんなの党、日本維新の会(ともに解党)の両候補が獲得した計約28万票の行方も焦点となる。

石原氏は、旧みんなの党公認で出馬した前回参院選で選挙戦を締めくくった水戸市泉町の京成百貨店前で第一声。農業政策を中心に訴え、「世界に負けない農業を茨城からつくり出す」と力を込めた。

3回連続で同選挙区に立候補した中村氏は、前回と同じJR水戸駅南口で第一声。消費税率5%への減税を主張しながら、「減税により個人消費を促し、日本の経済を成長させていく」と訴えた。

岡田氏は、同市千波町の水戸プラザホテルに本県選出国会議員や県議、支援者ら計約3千人(主催者発表)を集めて出陣式。水戸駅南口での第一声では「アベノミクス効果を地方へ広げていく」と訴えた。

郡司氏は、同市三の丸の水戸京成ホテルでの出陣式の後、京成百貨店前で第一声。「アベノミクスは成功していない」と切り捨て、「普通の人から豊かになれる社会へ変えていこう」と訴えた。

小林氏は、同市上水戸の商業施設「MEGAドン・キホーテ」前で支持者らに向け第一声。消費税増税反対や「戦争法」廃止などを掲げ、「市民が野党と力を合わせて政治を変えるチャンス」と呼び掛けた。

武藤氏は同市河和田町の選挙事務所での第一声で、大阪の改革の実績をアピールし、「茨城にも維新を根付かせる」と力を込めた。夜には党比例候補の石井章氏(59)と合流し、取手市内で出陣式を行った。

■茨城選挙区立候補者
(改選数2、届け出順)

石原順子(いしはらじゅんこ) 55 会社役員 無所属 新 
中村幸樹(なかむらこうき) 52 幸福実現党員 諸派新
岡田広(おかだひろし) 69 元内閣府副大臣 自民現(3) =公明推薦
郡司彰(ぐんじあきら) 66 元農相  民進現(3)
小林恭子(こばやしきょうこ) 65 党県委員 共産新
武藤優子(むとうゆうこ) 51 会社役員 お維新 新 

敬称略。カッコ数字は当選回数。

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