北茨城と日立の特別支援校が合同で高萩FC結成 OB含め地域スポーツ:茨城新聞

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2020年2月27日(木)
北茨城と日立の特別支援校が合同で高萩FC結成 OB含め地域スポーツ


【写真説明】
サッカーの技術向上に向け明秀日立高サッカー部との合同練習に臨んだ特別支援学校の生徒たち=高萩市石滝



県立北茨城特別支援学校と日立市立日立特別支援学校の各サッカー部が1月、合同で知的障害者のサッカークラブ「高萩ユナイテッドFC」を結成した。障害者が地域でスポーツをする場が少なく、卒業生を含めたメンバーで一緒に楽しむのが狙いだ。今月23日には明秀日立高サッカー部と合同練習を行い、シュート力を鍛えた。

クラブは1月26日に初の練習を実施。現在のメンバーは特別支援学校中学部1年〜高等部3年の計16人と、卒業生で社会人の1人。メンバーは普段、各校のサッカー部で活動する。希望者がクラブに加わり月2回、高萩市立東小学校のグラウンドで練習し、支援学校の教員7人が指導に当たる。

同クラブの伊藤芳昌代表によると、知的障害者のサッカーチームは県内で5カ所目。北茨城特別支援学校の教頭でもある伊藤代表は「生徒は卒業した後、運動できる場が少なくなる。楽しみの一つになれば」と目的を話す。

日本知的障がい者サッカー連盟によると、知的障害者サッカーの人口は国内で約5500人。全国障害者スポーツ大会の競技種目で、国際大会も行われる。伊藤代表は「チームとしては、みんなで楽しんでやれればいい」とする一方、「大会に出るような子が出てきてくれれば」とも語った。

23日、高萩市石滝の石滝サッカー場で行った明秀日立高サッカー部との合同練習では同部の伊藤真輝コーチの指導の下、シュートに特化した練習に汗を流した。最後に行ったゲーム形式の練習でメンバーは、明秀の部員たちのハイレベルなプレーに翻弄(ほんろう)されながらも懸命にボールを追い掛けていた。

伊藤コーチは「シュートを打ちに行く姿勢が見られればオーケーという指導をした。またこういう機会をつくり、成長した姿を見られれば」と期待した。

北茨城特別支援学校高等部1年の田中雅人さん(16)は「周りを見てボールをもらえる位置にいることや、積極的にシュートを打つ大切さが分かった。いい経験になった」と笑顔で話した。(小原瑛平)




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