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会場一体迫力の演奏 吹奏楽部門

会場と一体となった演奏を見せた県高校選抜吹奏楽団=県民文化センター
会場と一体となった演奏を見せた県高校選抜吹奏楽団=県民文化センター


吹奏楽部門は水戸市千波町の県民文化センターで開幕。全国から選ばれた42団体、計約3千人の吹奏楽部員たちが、地元の魅力を盛り込んだ楽曲や独自の衣装、振り付けなどで、コンクールとは一味違う演奏を披露する。

県勢は、茨城高・中、大成女子高、常総学院高の3校のほか、県内29校が参加する選抜吹奏楽団が出場。開会式で、水戸女子吹奏楽部員がファンファーレを鳴らし、同部門の開幕を告げた。

県勢トップで登場した大成女子は、2010年の宮崎大会以来、2回目の出場。「ハンガリー民謡『くじゃく』による変奏曲」でダイナミックな演奏を繰り広げたほか、ディズニー映画「アナと雪の女王」主題歌の「レット・イット・ゴー」の演奏で、部員たちの合唱も交えながら、主人公の女性の強さなど映画の世界観を表現した。

同高吹奏楽部長の3年、斎藤加奈さん(17)は「部のモットー『心から心へ』が示すように、お客さんが笑顔で応えてくれたので伝わったと思う」と笑顔を見せた。

続いてステージに上がったのは県高校選抜吹奏楽団。同楽団は昨年出場した長崎大会からさらにメンバーを増やし、78人編成で本番に臨んだ。

同楽団は、中国風の旋律が特徴的な「第六の幸福をもたらす宿」で力強さとやさしさを表現。続くポップス調の「ディスコ・キッド」では、曲中のフルートやクラリネットなどのソロ演奏に大きな拍手が送られる一方、来場者も手拍子で盛り上げた。

「ディスコ-」でフルートのソロを担当した茨城高3年、柳林美帆さん(17)は「選抜楽団は普段と違う環境なので、学ぶことがいっぱいあって成長できた。楽しんで演奏できたので良かった」と話した。

最終日の31日には、茨城高・中と常総学院高の2校が出場する。(大平賢二)



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