経験、将来に生かす いばらき総文 実行委が解散
高校生の文化と芸術の祭典「第38回全国高等学校総合文化祭茨城大会(いばらき総文2014)」の第4回生徒実行委員会が19日、水戸市緑町1丁目の県立青少年会館で開かれた。2年余りにわたって大会運営に奔走した同委員会はこの日で解散。生徒たちが大会の思い出や苦労、裏話などを語り合い、「経験を将来に役立てたい」と今後の飛躍を誓った。
生徒実行委は2012年7月に設立。高校入学直後の1年生(当時)が委員に立候補し、イベントの企画・演出を手掛けるなど大会運営の中核を担った。
この日の会合で、生徒実行委員長の茨城高3年、須能理恵さんは「後に続く滋賀、広島の皆さんに何かを感じてほしい。私たちはこの経験を絶対に役立てていきます」と将来への抱負を語った。
各委員会や演劇、囲碁など23部門の代表生徒が「人前で話したり、全体を考えられるようになった」「委員として活動できたことが誇り」とこれまでの活動を振り返った。
県立勝田高3年、門脇梓さんは「委員になるときは総文祭を知らなかったが、(大会運営に)関われて幸せ。いろいろな人に出会えたことに感謝したい」と笑顔を見せた。
(大平賢二)
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