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【春の主役 センバツに挑む常総学院ナイン】 (1) 《連載:春の主役 センバツに挑む常総学院ナイン》(1)

① 小林芯汰 投手
① 小林芯汰 投手
② 片岡陸斗 捕手
② 片岡陸斗 捕手


第96回選抜高校野球大会が18日、開幕する。3年ぶり11度目の出場となる常総学院は、2001年以来、23年ぶり2度目の栄冠を目指す。ベンチ入りするメンバー20人を紹介する。

(名前の前の数字は背番号)

■①小林芯汰 投手 直球武器、頼れるエース

投手陣の大黒柱としてセンバツ出場の原動力となったエース右腕。最速149キロの直球を武器に相手打線をねじ伏せる。

昨秋12試合で10試合に登板。47回1/3を投げ、防御率2・09。うち県大会は4試合計23回で30奪三振、1失点を誇った。

冬場は持ち味の直球に加え、変化球の精度を磨いた。さらに、追求したのは「柔らかさの中にある強さ」。体の硬さを克服しようと、胸郭を中心にストレッチを強化し、力みのない投球フォームを身に付けた。

副主将を務め、投手陣をまとめる存在でもある。新年の抱負として色紙に記したのは「全国制覇」の4文字。「絶対に負けないピッチャーになる」。視線の先は甲子園決勝のマウンドだ。

180センチ、82キロ。右投げ右打ち。栃木・藤岡一中出身。2年。

■②片岡陸斗 捕手 冷静な判断、守備けん引

冷静な状況判断と視野の広い声かけでチームを引っ張る。昨春から正捕手としてマスクをかぶり、投手陣の信頼も厚い。

父・将義さん(39)は千葉・拓大紅陵で3年夏に甲子園出場。「父の憧れでもあった学校で甲子園を目指す」と常総学院に進んだ。しかし、1年目はけがに泣き、主力で迎えた昨夏は県4回戦敗退。「チームに貢献できず、悔しかった」

昨秋の関東大会では中軸も担い、4強入りに貢献。甲子園出場が有力となる準々決勝に勝利した後は父と初めて抱擁を交わした。寝る前には甲子園でプレーする姿をイメージする。「役割を果たし、どこが相手でも勝ちきる」。まずは父が果たせなかった1勝を挙げ、一戦必勝で頂点を狙う。

175センチ、75キロ。右投げ左打ち。千葉・蔵波中出身。2年。



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