【春の主役 センバツに挑む常総学院ナイン】 (6) 《連載:春の主役 センバツに挑む常総学院ナイン》(6)


(名前の前の数字は背番号)
■⑪ 平隼磨 投手 秘密兵器 左の横手投げ
貴重な左のサイドスロー。島田直也監督(53)も「秘密兵器」と聖地での活躍を期待する。
2年夏の甲子園予選までは上手投げ。1年夏にベンチ入りを果たしたが、以降は伸び悩んでいた。「サイドで投げてみてはどうか」。プロで中継ぎ投手として活躍した島田監督の提案に「挑戦してみよう」と横手投げに転向。徐々に手応えをつかみ、試合でも結果が出るようになってきた。
昨秋は関東大会準決勝の舞台をリリーフで経験した。秋から球速も上がり、コントロールも向上。2番手の中心を担う存在となった。
甲子園は「特別な場所」。「雰囲気にのまれず、自分の投球をしてチームの勝利に貢献したい」。成長を示す時が来た。
172センチ、70キロ。左投げ左打ち。栃木・黒磯中出身。2年。
■⑫ 加藤太一 捕手 進塁許さない強肩光る
簡単に進塁を許さない。二塁送球の平均タイムは2秒を切る強肩捕手だ。
新チーム発足直後は3番手。配球面の課題を打破しようと、正捕手の片岡陸斗や知人の独立リーグ選手らに意見を求めたり、ネットなどで研究したりした。目標だったAチーム入りを果たし、秋の大会から背番号「12」をつけ、今は正捕手の座を狙う。
武器の守備力に加え、打撃の調子も上がってきている。紅白戦では本塁打を放った。島田監督も「一番伸びた選手」と評価する。
正捕手になるために「打てるキャッチャー」を掲げる。憧れの聖地を前に「一つでも多く勝つことが恩返し。ゴールは全国制覇」と言い切った。
181センチ、80キロ。右投げ右打ち。神奈川・北陽中出身。2年。
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