【春の主役 センバツに挑む常総学院ナイン】 (3) 《連載:春の主役 センバツに挑む常総学院ナイン》(3)


(名前の前の数字は背番号)
■⑤渡辺翔太 三塁手 苦境を耐え抜く努力家
秋の地区大会以来の1桁番号で甲子園に挑む。「気を引き締めて1桁を背負う」と力を込める。
5番を着けた地区大会中に右足を疲労骨折し、離脱を余儀なくされた。「何としても関東大会までに戻る」と、リハビリ期間中も足に負担がない練習を続けた。椅子に座った状態で行うティーバッティングや上半身の筋力トレーニングなど毎日計2時間を確保した。
関東大会で復帰を果たすと、準決勝の作新学院(栃木)戦に先発出場。プロ注目右腕の小川哲平(2年)から貴重な適時打を放った。こつこつと積み上げた成果が発揮され「自信にもなった」。
副主将としてもチームを支え、座右の銘は「最後まで諦めずやり切ること」。甲子園でも貫く。
176センチ、76キロ。右投げ右打ち。永山中出身。2年。
■⑥若林佑真 遊撃手 高い守備力 打撃も開花
高い守備力でチームの窮地を救ってきた。「若林が頑張るなら、頑張らないと」と仲間に慕われる愛されキャラの主将。
就任以来、大切にしてきたのは「野球を楽しむことと、皆がキャプテンシーを持つこと」。ミーティングや練習中の声のかけ合いは活発で「楽しむことで力が発揮できる」との言葉通り、チームの雰囲気は明るく、関東4強まで駆け上がった。
持ち前の守備に加え、秋の県大会から打撃も開花した。県5試合でチームトップの打率5割7分1厘を記録し、打順は下位から上位になった。
書き初めでしたためたのは「決然」。「ベンチ外のメンバーの思いも背負い、目標に向かってぶれずに進む」。日本一への覚悟をにじませる。
175センチ、70キロ。右投げ右打ち。東京・葛西三中出身。2年。
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