〝強打の明秀日立〟の核を担う左のスラッガー、石川ケニー右翼手。堂々たる風格と力強いスイングで相手に圧力をかける。

昨秋の関東大会決勝・山梨学院戦では、逆転された直後の五回裏に痛烈な本塁打を放った。先頭で初球を捉えて右翼スタンドへ突き刺し、一振りで試合の流れを変えた。

秋はけがの影響で野手に専念したが、本来は投手としても起用される。直球に力があり、最速は140キロ。今大会は復活登板が見込まれる。

投打に加え、主将の重責も背負う。それでも、「チームの勝利を最優先に考えてプレーする」と背中で引っ張る覚悟だ。

目標はもちろん日本一。「爪痕を残し、明秀日立の名を全国に知らしめたい」

176センチ、75キロ。左投げ左打ち。神奈川・原中出身。3年。(学年は新学年)