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《連載:茨城県議選 激戦ルポ》美浦村・阿見町 自民重鎮に立民新人

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(定数1、届け出順)
落合剛 27 立新
葉梨衛 79 自現⑧

茨城県議選美浦村・阿見町区は前回の無投票から一転、1議席を巡り自民の現職と立民の新人が一騎打ちを展開する。今夏の参院選比例票を見ると自民の基礎票は立民の4倍超の差がある。知名度不足を政党の支援でカバーし世代交代を訴える新人と、政党以外にも幅広く支持を集めるベテランが争う。

落合氏は党公認候補で唯一の新人。2日午後、同町の選挙事務所近くで出陣式を開いた。立民の泉健太代表が他候補に先んじて駆け付けて応援演説し、両候補の50歳以上の年齢差を強調した。

相手と基礎票に差があり、落合氏陣営は浮動票の上積みに懸命。「阿見では選挙に関心の薄い働く世代を中心に支持を集めたい。美浦ではまず知ってもらえるよう動く」ともくろむ。

葉梨氏が同日開いた出陣式は、美浦村長や阿見町長が出席するなど手厚い支援体制を見せつけた。農業関係団体の役員を歴任する葉梨氏は、「農業なくして地域の発展はない」と訴え、国や知事とのパイプ、8期の実績を押し出した。

盤石の体制も陣営幹部は「相手候補は連合の支援もある。阿見は先の参院選で初当選した連合組織内候補の地元。今回は大変な戦いだ」と気を引き締める。



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