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《連載:茨城県議選 激戦ルポ》龍ケ崎市・利根町 保守分裂、激しい争い

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(定数2、届け出順)
坂本隆司 50 自現①
石引礼穂 56 無新
中山一生 60 無元①
長江敦子 56 無新

茨城県議選龍ケ崎市・利根町区は、現職の坂本氏、前市議の石引氏、前市長の中山氏が実質的な三つどもえで争う保守分裂の構図だ。近しい間柄だった3氏は昨年12月の市長選を前に決別し、地盤の同市で競り合う。

「1期で終わらせないでほしい。(国や県との)パイプを持つのは私だけだ」。前回49票差で薄氷の2位当選だった坂本氏は、1位当選が至上命令。4日の街頭演説には萩原勇市長や佐々木喜章町長が登場し、蜜月の関係を誇示した。

初挑戦の石引氏は、自身と同じく中山派だった市議らを取り込み、萩原市長の応援も受ける。4日の出陣式では「女性の目線が必要だ。2議席とも男性でいいのか。変えていくため、二大巨頭に挑む」と決意表明した。

今年1月まで市長を3期12年務めた中山氏は、市議会議長経験者、前町長派の町議、近隣首長が陣営を支える。2日の遊説では「無所属で縛られずに行動し、茨城発の地方政治改革を進める」と、自身の存在意義を強調した。

告示の2日前に出馬表明した長江氏は、浸透が課題。

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