■店名冠した人気商品

1月にオープンした茨城県小美玉市羽鳥の「ペグぱん」。店名の「ペグ」はテントなどを張る時に使うくいから取った。小さいながらも支えになるペグのように「地域に根差すパン屋になりたい」という店長の浦井敦史さん(40)の思いが込められている。

40～50種のパンが並ぶ中、お薦めなのは店名を冠した「ペグぱん」(各302円)。ペグを模したユニークな形が特徴で、すでに固定ファンが付いているという人気商品だ。かみ応えあるフランスパン生地の中に、ごろっとした具材が包まれている。通年で登場する「フルーツ&チーズ」は、レーズンの甘みと生地の塩味が相性抜群で、クリームチーズのまろやかさを引き立てている。そのほか「ベーコン&ペッパー」や期間限定の「さつまいも&りんご」も並ぶ。

角のような形の「クレセント」(237円)は、先端はカリッと、中ほどはもっちりと1品で異なる食感が楽しめる。国産小麦と全粒粉を使い、香ばしさを存分に堪能できるシンプルな味わいが魅力。

子どもから大人まで満足感を得られ、手に取りやすい「町のパン屋さん」を目指す。浦井さんは「食べた時、『また来たい』と喜んでもらえるパン屋になりたい。ぜひ手に取って感想を聞かせてほしい」と話している。

茨城県小美玉市羽鳥2850の113
営業時間は平日午前8時～午後6時、土日祝午前8時半～午後6時(なくなり次第終了)
定休日は水、木曜
インスタグラムのアカウントはpegpan.bakery