■ユニークな品ぞろえ

茨城県立カシマサッカースタジアムから車で10分ほどにあるコッペパン専門店の「豆ぱん」。店に入ると、コッペパンに手足が生えたユニークなキャラクターが描かれたポップが出迎え、にぎやかな雰囲気に包まれる。

お総菜こっぺ、おやつこっぺ、日替わりの食パンなど、品ぞろえはバラエティー豊か。店の特徴を尋ねると、店主の篠崎紫苑さん(28)は「変な店」と笑う。ニンジンを1本まるごとフライにしてはさんだ「にんじん」(300円)を筆頭に、ユニークな商品がそろう。「なにこれ?　とクスクス笑ってもらえる、面白いものを作りたい」と話す。

こんにゃくステーキときんぴらごぼうをはさんだ「こんにゃく」(300円)は、ピリ辛の味付けが食欲をそそる。黒ゴマの目がついた大福とホイップクリームを合わせた「大福」(280円)は、見た目にもかわいらしい一品だ。たくさんのパンを食べてもらえるよう、コッペパンのサイズは小ぶり。一方、具ははみ出そうなほどたっぷりはさまれている。

2019年8月に開店。「多くのお客さんに支えられてやってきた」と振り返る。「なんとか5周年を迎えることができた。毎日一歩ずつ、できる限り続けていきたい」

茨城県鹿嶋市旭ケ丘2の2の2　パルネット旭ケ丘101
定休日は日曜、月曜
営業時間は午前7時半～売り切れ次第終了
(電)0299(95)9589
X(旧ツイッター)のアカウントは「mamepan5656」