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【第104回全国高校野球選手権 茨城大会 出場校の横顔】 (7) 第104回全国高校野球選手権 茨城大会 出場校の横顔(7)

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■水戸葵陵 切れ目のない打線
どこからでも好機を生み出せる切れ目のない打線が持ち味だ。先取点を奪い、試合を優位に進めたい。

高打率を誇る尾曽孝光は逆方向への強打が持ち味。山根大雅は長打が魅力で、二宮光は何でも器用にこなす小技が得意な打者だ。

エース古沢拓巳は切れのある変化球と最速136キロの直球が優れる。女房役の酒寄優主将は頭脳明晰(めいせき)で、巧みな配球で相手打者を翻弄(ほんろう)する。

〈夏の過去最高成績〉4強
〈昨夏〉3回戦
〈昨秋〉県3回戦
〈今春〉県2回戦(初戦)

■水城 堅守で流れつくる
秋の県大会の初戦で敗れてから底上げを図り、粘り強さが増した。自慢の堅守から流れをつくり、12年ぶり2度目の夏の甲子園出場を目指す。

守備範囲の広いショートの小口竜久斗が守備陣を束ねる。主将でエースの大塚柊哉は最速131キロながらも制球力が高く、計算できる。

打線は勝負強さが光る4番の小林大雅が引っ張る。小口主将はミート力があり、大友廉は小技もこなす万能タイプだ。

〈夏の過去最高成績〉甲子園2回戦(初戦)
〈昨夏〉4強
〈昨秋〉県2回戦(初戦)
〈今春〉県8強

■鉾田一 100周年、古豪復活へ
創立100周年を迎えた今年、古豪復活なるか。投手を中心とした守り勝つ野球で上位進出をもくろむ。

技巧派左腕のエース菅井友稀は3種類の変化球を操る。佐々木颯太も緩急で相手打者を手玉に取る。

攻撃は積極的な走塁で相手をかき回す。中でも3拍子そろったショートの丸尾知慶がチームの核として引っ張る。麻生哲朗は長打力があり、鋭い打球を飛ばす。

〈夏の過去最高成績〉甲子園2回戦(初戦)
〈昨夏〉1回戦
〈昨秋〉地区代表決定戦
〈今春〉地区1回戦

■鹿島学園 連覇へ主力が残る
初出場した昨夏の甲子園を経験した主力が多く残っており、連覇を狙う。

チームの柱は捕手の高久塁。制球力が高い左腕の小池一輝、本格派右腕の大川塁を巧みにリードする。

一度火が付くと止まらない打線も脅威。昨夏の決勝で先制打を放った平塚将馬は勝負強さが光る。上位打線には羽鳥颯、船田琉斗ら俊足の選手が並び、足でかき乱す。

〈夏の過去最高成績〉甲子園1回戦
〈昨夏〉甲子園1回戦
〈昨秋〉県8強
〈今春〉県2回戦

■波崎柳川 経験がある3年生
人数は少ないが、下級生から主力として出場していた3年生が中心となって引っ張り、チーム力は高い。初の甲子園出場を目指す。

6人が投手を務めることができる。エースの金井涼は多彩な変化球と高い制球力が持ち味だ。西谷太志は力強い直球で相手打者を押し込む。

中軸を任される村田コテツはチーム一の出塁率と安打数を誇る好打者。西谷は長打力がある。

〈夏の過去最高成績〉準優勝
〈昨夏〉2回戦
〈昨秋〉地区代表決定戦
〈今春〉地区代表決定戦(初戦)

■玉造工 初戦突破を目指す
チームで1点を取り、1点を死守することを掲げ、初戦突破を目指す。

後藤楓季は器用に複数のポジションをこなすユーティリティープレーヤー。エースとしてもチームを支える。外野の要のシーモア志音は強肩で守備範囲が広い。

打撃を引っ張るのは小沼響主将だ。力強いスイングで得点源を担う。後藤は巧みなバットコントロールが持ち味。倉持勇弥は俊足で、豊島尊光は勝負強さがある。

〈夏の過去最高成績〉4回戦
〈昨夏〉1回戦
〈昨秋〉地区1回戦
〈今春〉地区1回戦

■水戸工 小技に足を絡める
小技に足を絡めて得点をもぎ取っていく。春は結果を残せなかったが、目指すは8強以上だ。

俊足の高村歩夢と、巧みに犠打を決める梶井愛琉が好機を広げる。チームの大黒柱で、長打力を誇る小松崎諒真主将の前に走者を置きたい。

エース右腕の中山翔夢は強気の投球が持ち味だ。左の小薗井聖也は打たせて取る技巧派。小松崎主将がリードし、試合をつくる。

〈夏の過去最高成績〉甲子園1回戦
〈昨夏〉3回戦
〈昨秋〉県2回戦(初戦)
〈今春〉地区代表決定戦(初戦)

■緑岡 つながりある打線
昨年からレギュラーの6人が残り、経験値が高い。小技を織り交ぜたつなぐ野球で、8強以上を目指す。

つながりのある打線を引っ張るのは、好機に強い永井亮多。藤野蒼は長打力がありながら、小技も得意な好打者だ。

守備陣はショートの関根大輝主将が束ねる。2年生エースの阿部直哉は多彩な変化球を操る技巧派右腕。右下手投げの関根は伸びのある直球が持ち味だ。

〈夏の過去最高成績〉4強
〈昨夏〉2回戦
〈昨秋〉地区1回戦
〈今春〉県1回戦

※次回は茨城、鉾田二、清真学園、神栖・潮来・茨城東

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