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【第104回全国高校野球選手権 茨城大会 出場校の横顔】 (13) 第104回全国高校野球選手権 茨城大会 出場校の横顔(13)

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■石岡商 丁寧な守備で流れ
2014年以来の単独出場となる。1年生主体のチームだが、持ち前のフレッシュさで初戦突破を目指す。

バッテリーを中心とした丁寧な守備から流れをつかむ展開が理想。エースの鈴木翔平が強気な投球でけん引する。

精神的支柱の小林悠人主将は広角に打ち分けられる好打者だ。しぶとさが売りの関武琉は出塁率が高い。

〈夏の過去最高成績〉4回戦
〈昨夏〉2回戦(初戦)=潮来・竜ケ崎南・鹿島灘と合同
〈昨秋〉不参加
〈今春〉地区1回戦

■麻生 8強入りを目指す
投手中心の堅い守りで粘り強く戦い、初の8強入りを目指す。

エース右腕の古谷野隼は制球力があり、安定感のある投球が光る。チームの精神的支柱は捕手の薗部陽太主将。投手陣を巧みにリードする。中堅手の前川雄吾は俊足で守備範囲が広い。

大山暁平はチーム一の長打力を誇り、仲村厚輝は積極的な打撃が持ち味だ。1年の関樹人の攻守にわたる活躍にも期待がかかる。

〈夏の過去最高成績〉4回戦
〈昨夏〉2回戦
〈昨秋〉地区代表決定戦
〈今春〉地区1回戦

■土浦工 9年ぶり1勝挑む
1日600スイングで磨かれた打撃力で、まずは9年ぶりの初戦突破を目指す。

勢いに乗ると止まらない打線は一発も狙える西原由庵(ゆあん)と大塚比斗繁が軸。広角打法の渡辺匠がチームをけん引する。

エースの倉持直輝は切れ味鋭い変化球が魅力。女房役で主将の宮内哉直(かなと)が強気なリードを見せる。二塁手の平田拓也が守りのリーダー。堅いセンターラインがいい流れを生み出す。

〈夏の過去最高成績〉3回戦
〈昨夏〉1回戦
〈昨秋〉地区1回戦
〈今春〉地区1回戦

■取手二 先行逃げ切り理想
先行逃げ切りが理想のスタイル。終盤を守り切る勝負強さを磨き、夏に備えてきた。

守備はセンターラインに安定感がある。中でも二塁手の山中遥大が大黒柱。小森将斗は捕手と投手をこなし、的確な指示を飛ばしてチームを引き締める。

攻撃は長打力が持ち味の鈴木心が1番に座る。好機をつくり、4番・宮尾陸都のバットで先制点を奪いたい。

〈夏の過去最高成績〉甲子園優勝
〈昨夏〉3回戦
〈昨秋〉地区1回戦
〈今春〉地区代表決定戦(初戦)

■江戸崎総合 初戦突破向け全力
最速143キロの直球が持ち味のエース木村力翔を中心に試合を組み立てる。打線も強力で投打のバランスが良い。まずは初戦突破に全力を注ぐ。

投手陣は木村のほか、技巧派右腕の藤枝将貴主将と、日渡卿太が控える。チーム一の俊足を誇るセンターの田中唯斗は外野を束ね、守備範囲が広い。

上位打線は強打者がそろう。1番板橋遥稀は打球が速い。藤枝主将は勝負強さが持ち味だ。

〈夏の過去最高成績〉4回戦
〈昨夏〉2回戦(初戦)
〈昨秋〉地区代表決定戦
〈今春〉地区1回戦

■常総学院 6年ぶり優勝狙う
投打に能力の高い選手がそろう。昨秋、今春と思うような結果を残せていないが、チーム一丸で巻き返し、6年ぶりの甲子園に乗り込めるか。

鍵を握るのは投手陣。最速145キロ右腕の坂本駿や制球力の高い右腕の石川大翔、変則左腕の伊藤地宏らの継投で、最少失点で切り抜ける。

主将の太田和煌翔(きらと)二塁手、田中隼人中堅手を中心にミスなく守りたい。攻撃は川上大宝(たから)の好機での1本に期待がかかる。

〈夏の過去最高成績〉甲子園優勝
〈昨夏〉準優勝
〈昨秋〉県2回戦
〈今春〉県3回戦

■牛久栄進 機動力生かし攻撃
機動力を生かした攻撃が持ち味。序盤に先取点を奪い、逃げ切るのが理想とする。

吉田尚樹主将は俊足巧打で打撃をけん引。身長185センチ、体重90キロの体格を誇る糸賀陽紀はチーム一の飛距離で一発が狙える。小島一輝は小技に磨きをかけている。

左のエース湯原啓介は多彩な変化球を駆使し、粘り強く投げる。右のエース奥野陽介は伸びのある直球主体の冷静沈着な投球が光る。

〈夏の過去最高成績〉4回戦
〈昨夏〉2回戦
〈昨秋〉地区1回戦
〈今春〉地区代表決定戦

■土浦三 投手中心、守り切る
先制して逃げ切る展開を理想とする。投手を中心とした守り切る野球で初の甲子園出場を狙う。

経験豊富なエース前田隼利は切れのあるスライダーを軸とする技巧派右腕。サイドスローの松原航汰は制球力が高く、今井悠斗もテンポ良い投球で流れをもたらす。

遊撃の飯坂琉輝が攻守の中心。薄田匠篤主将はシャープな打撃が持ち味で、石川叶多はパンチ力がある。

〈夏の過去最高成績〉準優勝
〈昨夏〉4回戦
〈昨秋〉県1回戦
〈今春〉地区代表決定戦(初戦)

※次回は東風、土浦湖北、土浦日大、竜ケ崎一

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