次の記事:残業申請しないよう求める 不適切指導

《いばらき御朱印めぐり》笠間市 笠間稲荷神社

拝殿をバックに神社の沿革を説明する太岐口泰伯さん=笠間市笠間
拝殿をバックに神社の沿革を説明する太岐口泰伯さん=笠間市笠間
大黒天などを祭る聖徳殿=笠間市笠間
大黒天などを祭る聖徳殿=笠間市笠間
笠間稲荷神社のご朱印(中央)と境内社の「大黒天」のご朱印(左)。右下は「オマイリマン」ステッカー
笠間稲荷神社のご朱印(中央)と境内社の「大黒天」のご朱印(左)。右下は「オマイリマン」ステッカー


■創建時、周辺にクルミ林 年350万人参拝の古廟

「まだ紹介してなかったの?」と言われるのを重々承知で白状すれば、年間350万人が訪ね、正月三が日の参拝者80万を数える超メジャーな神社だけに、何となく過ぎ越してしまったのだ。

さて笠間稲荷神社(茨城県笠間市)である。赤い千本鳥居が鮮烈な西の伏見稲荷大社(京都府)、千体の狐像が圧巻の豊川稲荷(愛知県)と並ぶ日本三大稲荷の一つ。関東では知らぬ者もいない古廟(こびょう)である。

創建は651年と伝わり、祭るのは「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。五穀豊穣(ほうじょう)、商売繁栄、殖産興業、開運招福、防火の守護神です」と権禰宜(ごんねぎ)の太岐口泰伯さんが説明してくれた。「お稲荷さん」と呼ばれて親しまれ、日本人にとって最も身近な神様である。創建当時「周辺にはクルミの林があったことから『胡桃下稲荷(くるみがしたいなり)』とも呼ばれます」と付け加えた。

「いなり」の語源については「いねなり(稲成、稲生り)」で、稲が育つさまを表しているとも、「いなに(稲荷)」が「いなり」に転じたとも、諸説あり。

元旦祭、初午(はつうま)祭、節分祭、例祭、御田植祭、大祓(おおはらえ)、神事流鏑馬(やぶさめ)、新嘗祭(にいなめさい)など一年を通じてさまざまな行事が執り行われ、多くの参拝者、観光客を集めるのは先に紹介したとおり。明日(5日)まで開催中の「陶炎祭(ひまつり)」や10月の「笠間菊まつり」と並び、笠間市の観光コンテンツの柱だ。

肝心のご朱印だが「常陸笠間鎮座」の丸印と「笠間稲荷神社参拝印」の角印に、「奉拝」「笠間稲荷神社 胡桃下」と墨書され、奇をてらわず伝統的で由緒正しいスタイルを保つ。塙東男宮司は「地域と密接に関わる神社にとって入り口となり、真剣にお参りいただくきっかけとなっている」と話す。

見逃せないのが祭神をキャラクター化した「オマイリマン」ステッカー。ご朱印帳、ご朱印を受けるともらえ、定期的に背景の色が変わる。県内では他に助川鹿嶋神社(日立市)、大甕神社(同)、龍ケ崎八坂神社にもある。

日本橋浜町2丁目に鎮座する笠間稲荷神社東京別社は笠間藩主・牧野氏の下屋敷跡にある。こちらは「日本橋七福神参りの一社(寿老人)として200人もの『行列ができる神社』」(塙宮司)。七福神全てが神社に存し、短時間で回れるため好評らしい。

■メモ
アクセス:JR水戸線笠間駅下車、徒歩約20分かタクシーで約5分。車は常磐自動車道から北関東自動車道友部IC下車、国道355号経由約15分
住所:笠間市笠間1
電話:0296(73)0001
受付時間:午前8時~午後4時
御朱印:500円
補足:本殿は江戸時代の末期、安政・万延年間(1854~60年)の再建。総ケヤキの権現造で、1988(昭和63)年、国の重要文化財。現在保存工事中。境内には樹齢約400年のフジの木が茂り、一方の「八重藤」は県の天然記念物。



関連記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース