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《旬もの》スーパーフルーツトマト(茨城・筑西市)

濃厚な甘みと酸味の「スーパーフルーツトマト」を栽培する新桜川グリーンファーム所長の川崎健二郎さん=桜川市下泉
濃厚な甘みと酸味の「スーパーフルーツトマト」を栽培する新桜川グリーンファーム所長の川崎健二郎さん=桜川市下泉
ゼリー質が少なく厚みのある果肉が特徴
ゼリー質が少なく厚みのある果肉が特徴
さまざまな旬の野菜が並ぶKEK岩瀬直売店
さまざまな旬の野菜が並ぶKEK岩瀬直売店


■厚い果肉、濃厚な甘み

見るからにしっかりとしたトマトにかぶりつくと、存在感を主張する皮、ゼリー質が少なく厚みのある果肉、濃厚な甘みとこく、絶妙な酸味が口いっぱいに広がる。

野菜の生産、販売、農業関連の資材開発などを展開する茨城県筑西市の企業、KEKグループ(協和施設園芸協同組合)の「新桜川グリーンファーム」が送り出す「スーパーフルーツトマト」だ。

通常のトマトは実を結ぶまで約50日前後を要し、糖度は4~5度。同社のスーパーフルーツトマトは80~100日かけてゆっくり育て、サイズも普通のトマトと同じかそれ以上だ。独自開発の選果機と光センサーで糖度9度以上を選別して出荷する。非常に甘く、生で食べると、一層おいしさが実感できる。

2~6月の出荷時期を目前に控え、4ヘクタールのハウスに入ると、整然と並ぶトマトの木。中は意外と寒い。高さ約2メートルの木には緑や赤みを増したトマトがたわわに実る。

栽培法は秘中の秘だが、専用ハウスを案内してくれた責任者の川崎健二郎さん(46)は「簡単に言うと、水を絞ってトマトの木にストレスを与えることで、うまみや甘みを実に凝縮させます」と栽培の一端を明かす。

木にストレスをかけて糖度を上げるのは珍しくないが、実が小さくなりやすく、生産量も上げにくい傾向にある。実家が農家という川崎さんは実験農場での栽培からトマトに関わってきた。

「勘というか、木の各成長段階の姿、形から状態を見極め、天気、温度、湿度、土壌の状況を判断して、水分量を細かく管理して均一で高品質のトマトができるよう頑張っています」と続けた。栽培データも大事だが、経験則に基づいた感覚はそれ以上に重要ということだろう。

一方で「怖いのは病気や害虫。木がギリギリの状態なので、ちょっとした不具合で枯れてしまう。細心の注意が必要」と指摘。出荷時期に木が枯れた苦い経験から、病害虫は早い段階で見つけ、対策しているという。

最後においしい食べ方を。「常温で保存し、赤くなってお尻に白い星形の筋が出たら食べ頃。冷やして食べる」のがいいそうだ。

■メモ スーパーフルーツトマト
▽KEK協和直売店(茨城県筑西市門井1705)
(電)0296(57)2120
▽KEK岩瀬直売店(茨城県桜川市下泉34の7)
(電)0296(76)0744
▽インターネット注文は「KEKよかっぺマルシェ」で検索



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