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《連載:’22年茨城県議選 選挙区情勢》つくば市 定数超え混戦模様

茨城県議選つくば市区に立候補予定の鈴木将氏、星田弘司氏、塚本一也氏、山本美和氏、山中泰子氏、宇野信子氏、ヘイズジョン氏(写真上左から)
茨城県議選つくば市区に立候補予定の鈴木将氏、星田弘司氏、塚本一也氏、山本美和氏、山中泰子氏、宇野信子氏、ヘイズジョン氏(写真上左から)


■つくば市(定数5)
鈴木将 50 自現③
星田弘司 48 自現③
塚本一也 57 自現①
山本美和 52 公新
山中泰子 71 共現④
宇野信子 57 諸新
ヘイズジョン 59 無新

これまでに5議席に7人が出馬表明した。さらに、国政選挙に出馬経験がある新人が立候補を模索するなど混戦の様相を見せる。自民、共産の現職に加え、世代交代を図る公明、諸派の政治団体「つくば・市民ネットワーク」、無所属の新人らが争う構図。駅立ちや交流サイト(SNS)で情報発信し、無党派層の取り込みに力を入れる。

自民の鈴木氏は4期目を目指す。保守系市議らの支援を受け、市北部の筑波、大穂、豊里の旧3町の地盤を中心に支持固めを図る。ヤングケアラー支援や革新技術での課題解決を掲げ、支持拡大を狙う。

前回1万5千票余りでトップ当選した自民の星田氏は、地盤の谷田部地区でつじ立ちを重ね、市内のイベントに積極的に参加するほか、SNSで情報発信にも注力。まちづくりや子育て支援を訴えている。

自民の塚本氏は再選を目指し、地盤の市北部で足元を固める。つくばエクスプレス(TX)の県内や都内での延伸を唱え、駅立ちを展開。動画配信サイトに相次いで投稿するなど、無党派層への浸透を狙う。

公明の山本氏は、4期務める現職の後継として、議席の確保を目指す。市議4期の実績を示しつつ、TXつくば駅や研究学園駅などで駅立ちし、子育て世代などへの支持拡大を図っている。

共産の山中氏は4期の実績とともに、生活支援や県立高新設などを訴える。混戦を前提に陣営は「1万3千票」を掲げ、引き締めを図る。駅立ちのほか、動画配信サイトに投稿するなど若年層への浸透を狙う。

前市議の宇野氏は、つくば・市民ネットワークから県議選に初出馬。洞峰公園の県整備計画を念頭に情報公開や市民参加を訴える。同団体の市議4人の全面支援とともに立憲民主の推薦を受け、支持拡大を図る。

カナダ出身の市議、ヘイズ氏は2回目の挑戦。2008年に市議に初当選し、後援会組織は持たないものの、20年は5千票余りでトップ当選した。県立高新設やグローバル化を掲げ、浮動票の取り込みを目指す。

立候補予定者の名簿は敬称略。衆院勢力、現元新、当選回数、50音の順。年齢は掲載日現在。丸数字は当選回数



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