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《連載:’22年茨城県議選 選挙区情勢》鉾田市・茨城町・大洗町 保守系三つどもえ

茨城県議選鉾田市・茨城町・大洗町区で立候補予定の長谷川重幸氏、田山東湖氏、井川倫士氏(写真左から)
茨城県議選鉾田市・茨城町・大洗町区で立候補予定の長谷川重幸氏、田山東湖氏、井川倫士氏(写真左から)


■鉾田市・茨城町・大洗町(定数2)
長谷川重幸 69 自現②
田山東湖 78 自元⑦
井川倫士 43 無新

2議席を巡り、自民公認の現職と元職、自民系新人が名乗りを上げ、保守系同士の三つどもえの戦いとなることが濃厚。選挙区内で最も有権者が多い鉾田市を地盤として、前回トップ当選した元職の不出馬に伴う票の動向が注目される。

3選を狙う長谷川氏は地元の茨城町で支持固めを進め、鉾田市で票の上積みを図る。町議3期を経て15年の県議選再選挙で初当選。選挙区が拡大した前回は345票差で再選した。3日に行った県政報告会は約900人を集めた。農業の持続的発展や地域コミュニティー再生などを訴える。

大洗町を地盤とする田山氏は、1990年から通算7期28年の実績を誇る。自民県連幹事長として臨んだ前回は落選。今回、自民の公認と公明の推薦を受け、返り咲きを狙う。政策に産業振興や福祉の充実を挙げる。鉾田市長や同市議らの支援を受け、鉾田市内で支持拡大を図る。

井川氏は鉾田市議を2期目途中で辞職した。立候補予定者3人の中で最も若く、「世代交代」をアピールする。公約には、先進的な教育の実現や医師不足の抜本的対策などを掲げる。交流サイト(SNS)の活用やつじ立ちで知名度アップに努め、地元での支持固めを進める。

立候補予定者の名簿は敬称略。衆院勢力、現元新、当選回数、50音の順。年齢は掲載日現在。丸数字は当選回数。



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