次の記事:【速報】大子町にツキノワグマ出没 茨城県が注意喚起 

《食いこ》大浜丸 魚力(北茨城市)

この時期に人気の「どぶ汁風あんこう鍋」を持ち、ほほ笑む村山文恵店主(右)と従業員ら=北茨城市大津町五浦
この時期に人気の「どぶ汁風あんこう鍋」を持ち、ほほ笑む村山文恵店主(右)と従業員ら=北茨城市大津町五浦
10種類前後の新鮮な刺し身が盛り付けられた大漁船盛定食
10種類前後の新鮮な刺し身が盛り付けられた大漁船盛定食
東日本大震災で被災し、同じ場所に建て直された店舗。地域の人に親しまれてきた場所で営業を続けている
東日本大震災で被災し、同じ場所に建て直された店舗。地域の人に親しまれてきた場所で営業を続けている


■かつおだしで濃厚あん肝

茨城県北茨城市大津町五浦のお食事処(どころ)「大浜丸 魚力」は五浦海岸沿いに立ち、店の前には太平洋を見渡す絶景が広がる。いわき中央卸売市場(福島県)や大津漁港から仕入れた新鮮な魚介を使った刺し身や天ぷら、フライなどの魚料理を求めて、地元住民にとどまらず茨城県外からの観光客も多く訪れる。

店主の村山文恵さん(62)の両親が約50年前に始めた。2人は元々東京や福島で長年にわたり、鮮魚店「魚力」を営んでいた。父の力さんの地元・北茨城市に移る際に、力さんの実家が船主を務めていた「大浜丸」の名を取り「大浜丸 魚力」を開いた。

今の時期の人気は10~3月限定の「どぶ汁風あんこう鍋」(3300円、要予約)。アンコウの身と大根、白菜、ネギ、エノキ、豆腐、ワカメをあん肝が入ったみそで煮込んだ一品だ。どぶ汁はアンコウと野菜から出た水分だけで作るのが基本だが、魚力ではかつおだしを加える。だから「どぶ汁風」。あん肝の濃厚なコクを堪能できる一方で、臭みはなく食べやすい。

文恵さんは「(肝やヒレなど)アンコウの『七つ道具』を1人前でできるだけ全部楽しめるように入れている」と話す。臭みを抑えるため、あらかじめ1時間ほどいった肝を使ったり、数日かけて血抜きをしたりと丁寧な下処理を施す。

あんこう鍋と同じあん肝入りみそで味付けた「あんこう煮込み丼」や天丼、あん肝、とも酢など、アンコウ料理は他にも用意する。ただ、入荷次第で数量限定のため、事前に電話で確認が必要だ。

日替わりで10種類前後の刺し身を盛り付けた「大漁船盛定食」(2640円)や刺し身盛り、天ぷら盛り、天重、フライ盛り、焼き魚、煮魚からおかずの種類や数を選べる「魚力定食」(1815円~3520円)もお薦め。

東日本大震災で被災し、店舗の建て替えを余儀なくされた。2012年2月に営業を再開。文恵さんは「不安だった。でも地元のお客さんが来て助けてくれたからやめずに済んだ」と感謝しきりだ。

母と2人で長年続けてきた店を7年前に継いだ。「あと何年できるか分からないけど、できるところまで続けていきたい」

■お出かけ情報
▽茨城県北茨城市大津町五浦1の131
▽営業時間は午前11時半~午後2時半
▽定休日は水、木曜
▽(電)0293(46)5995
▽駐車場は10台程度



関連記事

茨城の求人情報

https://cpt.geniee.jp/hb/v1/207318/39/instbody.min.js"