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《食いこ》POTATO LABO(茨城・ひたちなか市)

焼き芋ブリュレ(手前)や干し芋黒糖シェイク(左)などのサツマイモスイーツを提供。店内には干し芋や焼き菓子がずらりと並ぶ=ひたちなか市釈迦町
焼き芋ブリュレ(手前)や干し芋黒糖シェイク(左)などのサツマイモスイーツを提供。店内には干し芋や焼き菓子がずらりと並ぶ=ひたちなか市釈迦町
こんがりと焼き目が付く焼き芋ブリュレ
こんがりと焼き目が付く焼き芋ブリュレ
ヒノキを使った外観に描かれたサツマイモのマークが目印
ヒノキを使った外観に描かれたサツマイモのマークが目印


■貯蔵し熟成、天然の甘み

ひたちなか海浜鉄道湊線の那珂湊駅から西方面へ徒歩約3分。スイーツや焼き菓子などを製造・販売する、さつまいも専門店「POTATO LABO(ポテトラボ)」が茨城県ひたちなか市釈迦町にある。2022年8月にオープンして3年目。大沼遥果店長(31)は「ようやくここに店舗があると知られるようになった。お芋スイーツの新たな可能性を求め、商品を広めたい」と語る。

スイーツは季節に応じて年間20~30種類を商品化。ほかに焼き菓子、定番の干し芋など多様な商品がそろう。

人気スイーツの「焼き芋ブリュレ」は、焼き芋の上にカスタードクリームとバニラアイスを重ねた。ねっとりした舌触りの焼き芋は1個約180グラムもあり、食べ応え十分。「干し芋黒糖シェイク」は、容器の底の黒糖わらび餅の上に、干し芋ペーストがたっぷり。さらにホイップをのせ、黒蜜、きな粉をまぶした一品だ。芋モンブランやプリン、クッキーシューもお薦め。

焼き菓子は、芋チップや芋けんぴ、フィナンシェなどが並ぶ。定番の干し芋は、平干し、丸干しのほか、シロタと呼ばれる白い部分が入ったかみ応えのあるスティック状の「ワンちゃん干し芋」も販売している。さらに「ほしいも生キャラメル」と「ほしいもカヌレ」は、同市観光協会の推奨土産品だ。

こだわりの原材料は、しっとりした肉質と糖度の高い茨城県産「べにはるか」のみを使用。収穫後は一定期間、貯蔵し、熟成させて甘みとねっとり感をより引き出している。アイデア満載で個性的な商品開発に取り組んでおり、大沼店長は「まさにゼロからのスタートだった。手探りで商品の改良を重ね、今も常に改善している」と話す。

客層は家族連れや友人同士など幅広い年代が訪れ、平日は地元住民、土・日曜は観光客が多いという。大沼店長は「オープン時からずっと来てくれるお客さまもいてありがたい」と感謝。「天然の甘みを大事にしながら、『お芋は、おいしいよね』と言われる商品を作りたい。ひたちなかイコール干し芋というイメージを広げたい」と目を輝かせる。

■お出かけ情報
POTATO LABO
▽茨城県ひたちなか市釈迦町21の1
▽営業時間は午前10時~午後6時
▽定休日なし
▽(電)029(262)2282
▽インスタグラムのアカウントはpotatolabo_nkm



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