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《食いこ》CANDYRED CAFE(茨城・小美玉市)

県産食材をふんだんに使った料理を提供。オーナーの吉井一晴さんは「地元産のおいしさを伝えたい」と話す=小美玉市羽鳥
県産食材をふんだんに使った料理を提供。オーナーの吉井一晴さんは「地元産のおいしさを伝えたい」と話す=小美玉市羽鳥
低温調理した牛ハラミステーキ
低温調理した牛ハラミステーキ
2階は壁にグラスサインが飾られるなど、ギャラリー的な雰囲気が漂う
2階は壁にグラスサインが飾られるなど、ギャラリー的な雰囲気が漂う


■茨城食材のおいしさ発信

店舗前にサボテンやヤシの木が植えられ、ワイルドな雰囲気を醸し出す茨城県小美玉市羽鳥の「CANDYRED CAFE(キャンディーレッド カフェ)」。県産食材にこだわり、農家から直接仕入れた新鮮な野菜を使った料理を提供する。店主の吉井一晴さん(48)は「地元の人に、茨城の食材のおいしさを知ってもらいたい」と語る。

吉井さんは葉物野菜の栽培や造園業などの「truegreen」(同市)代表を務め、自身も小松菜農家。2021年5月から輸入植物の専門店「CANDYRED」を開いており、24年11月、隣接するスペースにカフェをオープンさせた。

店に入り、らせん階段を上がった2階にカフェ席がある。ガラスをエッチングして金箔(きんぱく)やペイントで装飾したアート「グラスサイン」が並び、ギャラリー的空間になっている。

看板メニューは、オレンジと塩、ローズマリーに一晩漬け込んだ後、低温調理したホモローストポークが主役の「キューバサンド」。バターを塗ったパンに、ベーコンやチーズ、ピクルス、マスタードを挟み、外側にもバターを塗ってパリッと焼き上げる。軟らかい豚肉を頬張ると、ほのかに香る柑橘(かんきつ)の香りがピクルスの酸味とよく合う。食べ応え十分で、複数人でシェアして食べる女性客もいるという。

調理担当の妻美穂さん(45)は元々看護師だったが、開店前の約2年間はイタリアンシェフやバリスタに師事し料理を学んだ。

とにかく仕込みに時間をかけるという「牛ハラミステーキ」は、赤身肉を感じられるよう、すじと脂を丁寧に取り除き、低温でじっくり3時間かけて火を通す。すじと脂は赤ワインで煮込んでボロネーゼのソースに使い、食材を余らせない。

「小松菜とベーコンのペペロンチーノ」に入った吉井さんの小松菜をはじめ、なかのきのこ園(同県つくば市)の原木シイタケ、れんこん三兄弟(同県稲敷市)のレンコンなど、地元農家が育てた旬の野菜をふんだんに使う。

吉井さんは「おいしいものを妥協せず使っている。アンテナショップのような場所になりたい」と願う。

■お出かけ情報
▽茨城県小美玉市羽鳥1751の11
▽営業時間は午前11時~午後1時半(ラストオーダー)、同6~9時(同)
▽定休日は水、木曜
▽(電)0299(57)2858
▽インスタグラムのアカウントはcandy_____red



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